「新規の仕事、よろしくね!」
ある日の営業さんからの仕事の依頼です。
「何作るんですか?」
「商品パンフレット」
「写真はこの辺適当に、イメージはこんなの。」
「あとはお任せ!」
「でた!」
この後の展開って、大体が
「イメージと違います」とか、「こっちが主役ですよ?」とか。
どれくらいありえるかと言うと、ドラマ開始30分くらいで犯人を断定した中年刑事が、5分後に主役刑事による真犯人いるぜ!に切り替わるくらいあり得ます。
原因としては、ほとんどがクライアントからの情報を引き出せていない事。
これに尽きます。
でも、「お任せで」って言われると、嬉しかったりする。
言い意味で期待を裏切るとおもしろい。
だから、デザインはおもしろい。
そもそも、なぜデザイナーに情報が伝わらないのか
・営業担当がディレクションから始めるのではなく、事務的な事から入る(納期とか)
・デザイナーがそもそもの打ち合わせに居ない。
・営業が話を忘れた。
打ち合わせの重要性を理解してもらわないと意味を成さない。
デザイナーは制作物の原稿や説明を聞いてる間にも、頭の中はおおよそのイメージレイアウトみたいなのを組んでいます。
背景は木目かな?とかシンプルに白?
見出しは縦書きもアリかな。
こんなのをどんどん作ってそこからクライアントに沿ったイメージへと繋げるわけです。
デザイナーによっては、とんでもない発想になって大きな結果になることだってあります。
だから、デザイナーへのインプット情報って本当に重要なんです。
ちゃんと伝えると、ちゃんと戻ってきます。
まぁ、何も無くても作るけどね!
それだけ打ち合わせって多大な影響があって、しっかりとした質疑と作るものへのこだわりやイメージをぶつけ合う場が打ち合わせであって、それ以外なら電話でもいいわけです。
本当に良いもの作りたい!って思ったら、デザイナー呼んで思いの丈をぶつけてください。
それに答えるのもまたデザイナーの仕事ですからね。
結構、コミュニケーション大事。
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